北九州市の「年長者大学」をご存じですか?
私は、存在はなんとなく聞いていたのですが、今回ご縁があって初めて伺う機会がありました。

60歳以上の方が、1年間を通してコースごとの研修(授業)と行事に参加できる大学です。
group_old年間を通した行事では、スポーツ大会や大学祭や修学旅行もあるそうで、まさに大学のキャンパスライフを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。
登校日は、朝のホームルームの後、午前中2時間・午後2時間の授業を受講されているとのことでした。

授業は、チャイムが鳴って「起立、礼」の号令からのスタート。
今回私は、「世界の情報コース」の1コマで授業を担当させていただきました。
と言っても、内容は心理学。
コース特性も踏まえて、日本人気質と海外の方の考え方の違いなどの話も交えながら、心の栄養の貯め方についてお伝えいたしました。
さすが大学生のみなさん、向学心も旺盛で、お伝えしているこちらも心地のよい空間をご一緒させていただき、とても楽しかったです。

「ストロークという言葉を初めて知ることができてよかった。」
「ストロークの交換、よかったです」
「このような研究があることに、安心感と喜びを感じます。」
「これからも肯定的ストロークを守り、相手の気持ちを“尊敬=やさしさ”を忘れずに接していこうと思います。」
「今日のような内容は、中学生とか高校生で必須科目として学ばせたいです。」
などなどのご感想もいただきました。

正式名称は「北九州市立年長者研修大学校」と言い、小倉北区の「周望学舎」と八幡西区の「穴生学舎」があります。
このような施設で真摯に学びを深めている年長者の方がたくさんいらっしゃることも、とても心強く感じました。
このようなご縁をいただき、機会を提供してくださったことにも感謝申し上げます。
ありがとうございました。

文責:真方あゆみ