今年も残すところ数日。年末には和風の飾り物が目を引きますね。水引なども、昨今はおしゃれな色や結びのものが増えました。「あわじ結び」とかの昔ながらの吉祥結びをソラで結べるようになりたいのですが、いつまでも結び方と首っ引き…のマツモトです。

風呂敷やロープも使いこなせたら素敵だなぁと憧れて、結び方の本は何冊か持ってますが、時々やってみるくらいではなかなか手が覚えてくれません…。

以前から「結び」は好きで、結び目を連ねて模様を作っていくヘンプやタティングレースといった手芸をカジっています。何よりの魅力は「ほどいて結び直せる」ところです。

と思っていたら、「ほどける」は「仏」に通じるという説に出会いました。そして、糸をほどくためにまず必要な作業「緩ます」は「許す」に通じるのだとか。

実は、「ほどく」には「結ぶ」時の何倍も時間と手間がかかります(タティングレースは特に…)。結び間違いは気づけば一目瞭然なので「あちゃ〰、こんなにほどくのかぁ…」となりますが、先の言葉を知ってからはなるべくせっせとほどくようにしています。

それでも、無理にほどこうとして糸をボロボロにしてしまったり、結局切れちゃったりも多々あります。なので、あまりに糸がもつれたり出だし部分のミスだったりした時は「こりゃもうダメだ」とハサミでチョン。
何やら人間模様だの人生だの(ちと大げさ⁉)につながるところがあったり?などと考えるマツモトです。

一年は一日一日の積み重ね、今年はどんな模様が描き出されているでしょう。どなた様も何とぞよいお年をお迎えくださいますよう。 (文責 松本まゆみ) “こころぐ通信”は、こころセーフティネット協会にメールアドレスをご登録くださっている皆さまに毎月お届けしております。配信をご希望の方はメッセージ欄で、アドレスとお名前をお知らせください。協会のスケジュールやお知らせとともに、20日頃にメール配信いたします。