
北九州市立大学教授の中島俊介先生に、
「こころの病理講座」前期と中期のテキストを
見ていただく機会がありました。
中島俊介先生は臨床心理士でもあり、
北九州市内の心理学関係の講座でも絶大な人気を
博されている方です。
その時の様子を、中島先生の許可を得て、
会話形式で紹介させていただきます。
中島先生:(テキストを開いて)すごいね! こんなすごいものをどうやって作ったの?
(しばらく中身についてご覧いただきながら)
真方:もともと、「こころの病理ごとのカウンセリングのやり方」を紹介する講座を担当していた
ことがあったんです。その時のテキストも一部参考にしながら、カウンセラーに限らず、
「広く一般の方に知っていただき、役に立てていただけるような講座」にしたいと、
講師一同で検討を重ねました。
中島先生:大変だったんじゃない?
真方:大変でした(笑)! 何度も検討を重ねたり、まとめなおしたり、本当に苦労しました。
中島先生:これだけのものを作るパワーと言うか、モチベーションはどこから?
真方:自分たち自身が、「知ることによって楽になった」という体験がたくさんありまして。
今、学校や職場や家庭でも、神経発達症やうつ病や認知症など、
「知らないがゆえの不適応や問題、コミュニケーション不足」が
たくさん起きているのではないかと考えています。
こういう内容を伝えていくことが、少しでも世の中がよくなっていくことにつながればと…。
中島先生:それは本当にそうですよね!
「知っていたら対応が違う」っていうことは、本当によくあります。
真方:もちろん、きれいごとばかりじゃなくて、協会の活動としても成立させていかないといけないんですが。
(同席していた)Yさん:この価格で受講できるのは安いですよね。
中島先生:価格はいくらなの?
真方:1コマあたり6000円です。
もちろん、大学の科目履修などと比べると「安い」とは言えないのですが。
Yさん:うちの主人も、〇〇(いろいろな人とかかわる仕事)をしていて、この講座を受講中なんです。
中島先生:ああ、そういう人には必要でしょうね。
受講しているご主人は何て言ってる? いいって?
Yさん:はい。とても喜んで受講しています。
中島先生:だったら本物でしょうね。
(テキストを一通りご覧いただいた後で、)
このテキストも、「よくできたテキスト」だと思いますよ。読みやすいしね。
真方:だれもが絶対知っておいていただきたいテーマに絞って、「基本的なかかわり方」まで
紹介させていただいています。
中島先生:全般的に網羅されているからいいですよね。
こういうのは本当に必要ですよね。
ぼくでよければ協力しますよ。
真方:ありがとうございます!(涙)
…というわけで、本日、こちらに記事として掲載させていただいた次第です。
中島俊介先生、同席されていたYさん、本当にありがとうございました。
《中島俊介先生プロフィール》
北九州市立大学名誉教授 臨床心理士 エッセイスト
著書『こころと人間ーヤングへのアドバイス』ナカニシヤ出版
『心と健康ー青春の精神保健』ナカニシヤ出版
「リビング福岡/北九州」でも「技ありの人間関係」を連載中。
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