スピーチや会議など人前で話をする機会に、「話し方講座」「上手な話し方」「人を引きつける話し方とは」といった話や本に注目されたことがある方は多いのではないでしょうか?

それに比べて、「話の聴き方」が学べることは、あまり知られていないような気もします。

阿川佐和子さんのベストセラーのタイトルは『聞く力』。
阿川さんのインタビュアーとしての経験をもとに書かれた本ですが、カウンセラーに求められるのは、「『聴く』力」です。

「聴く」とは、相手の話す言葉だけでなく、言葉にならない思いも含めて、相手のことを心をこめて理解しようとする姿勢です。

「傾聴」を一言でいうと、「相手が安心して自分のことを話したり考えたりできるような聴き方」のこと。

人にはそれぞれ、その人なりの価値観があると思います。
あって当然ですし、ひとりひとりの価値観は尊重されるべきものです。
ただし、「傾聴」のときの聴き手は、自分自身の価値観を横に置いて、相手の価値観を尊重して寄り添っていく必要があります。

なぜなら、人は、他人の人生を代わりに生きてあげることも肩代わりしてあげることもできないからです。その人の人生に責任を持って選択ができるのは、本人以外にありえません。

悩んでいるときは、その”考える力”や”選択するパワー”が落ちている状態とも言えます。
そんなときに、ありのままの自分の考えや気持ちを安心して話していくことができれば、おのずと自分の考えが整理されたり、安心な感覚の中でパワーを取り戻したりすることにもつながっていきます。

そのために必要な、「(聴き手が)自分の価値観をいったん横に置いて相手の話を聴く」ということが、実はなかなか簡単なことではありません(^_^;)

そんな「聴き方」について根本から学べるのが、<傾聴ベーシック講座>です。
コンパクトな8回コースで、まずは、「聞き方」と「聴き方」の違い、傾聴の目的、傾聴の各技法の意味や効果を体感することができます。

カウンセリングを学びたい方はもちろん、日常生活のお互いの会話の中の「聞き方」と、相手が悩んでいるとき・相談をされたときの「(悩みの聴き手としての)聴き方」の違いについて知りたい方なら、どなたでも受講できます。

普段の何気ないコミュニケーションでも、「傾聴」の姿勢を知っておくことが、よりよい人間関係づくりや、心地よい交流に役立つものとなるでしょう。

コース価格:全8コマ48,000円


傾聴ベーシック8コマ