暑さ真っ盛り💧の中、へたばりそうな日々を乗り切れそうな嬉しいメールが届きました！
7月20日に行なった「心に効くセミナー“物語で読み解く、あなたの人生脚本”」にご参加くださったT.M様から、心のこもったご感想のメールを頂戴したのです。
本当にありがとうございます！

以下、原文のままご紹介させていただきます。

↓↓↓
IMG_0308人生の物語について、興味深いお話を伺った後、グループの何人かで和やかに自分の気になる物語を話しました。

私は、一日歩き回った分だけの土地を定価で買う男のお話をしました。
タイトルは覚えていません。
ロシアかどこかの民話でした。
日が昇ってから日が暮れるまで、買いたい土地の周囲に杭を打って回ればどれだけ広い土地でも定価で買えるという物語でした。
男は一日とても欲張って長距離を歩き回ってヘトヘトになり、夕暮れに出発点に戻ってきたけれど夕日は沈んでしまい、力尽きて倒れます。
そこへ上の方から土地の所有者が、「あと少しだから頑張れ」と大声で叫んでいるのです。
見れば所有者が手を振って待っている小高い丘には、日がまだ沈まず少し残っていて、丘の下では日が沈んだのに、丘の上はまだ日は落ちておらず、それを土地欲しさに無理して男は登り、男はギリギリ土地を手に入れたのですが、最後の無理をしたため力尽きてついに息絶えてしまうのでした。

この話で私が心に残っているのは、少しだけ小高い所に登れば、日が落ちてからもまだ日が見えるところでした。
これを読んだ高校生の頃、日が落ちた瞬間に校舎の階段を駆け上がると、日が僅かにもう一度見えるのを確かめたのには感激でした。
すぐにまた日が落ちて、もう一度階段を駆け上がり、また日を見てというのを繰り返しては楽しんだのでした。
それから長い間、何度もこうして夕日を楽しみました。
日没の瞬間にピョンとジャンプするだけで、日がもう1度ちらっと見えるという話を、グループの皆さんにすることができて自分としては大変満足でした。

また、こんな話をしてくれた方がおられました。
トラが家に突然やってきて、お茶をいただくお話です。
行儀よく座っているのだけど急須から直接お茶を飲んだり、水道の蛇口まで虎が飲んでしまって、家中の食べ物を全部食べてしまい、食べ物が家の中になくなり、帰ってきたお父さんが、それではしかたない、外食に行こう、というところでお話は終わりでした。
なんだか不思議なお話だなあと思って楽しかったです。

物語が浮かばないという方もおられて、それはそれで大切なことなのだと言われていました。

皆それぞれ いろんな歴史を持っておられるように感じました。
色々な人生を持っておられる方々と、人生の一瞬でひと時を共にすることができて、とても心安らぐひとときでした。
主催者の皆様、ありがとうございました。
(T.M様より)


セミナーの際のわかちあいの時間の中でT.M様が語ってくださった、とても興味深い物語！
「日没の瞬間にピョンとジャンプするだけで、日がもう1度ちらっと見える」ことを何度も楽しむのって、何てワクワクする体験でしょう。
セミナー時の皆さんの「ほぅっ」という嘆息が思い出されます。

物語のどの部分が心に響くかは、人それぞれ、その時々で変わります。
先のお話でも捉え方はさまざまでしょう。
そこには、その人自身の“心のあり様”が大きく関わっています。

ー心の仕組みを知ることで「気づき」が生まれ、心のあり様が楽ちんになるー
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（文責　松本まゆみ）