今年はなんと!5月のうちに梅雨入りです。ワクチン接種に伴うゴタゴタも連日のように報道され、いろいろとびっくりなことが起きるこの頃です。

ただ、ウイルスの変異そのものはそんなに驚くことでなく、もともと、宿主への感染を経るうちに徐々に変異していくものなんだそうですね。

コロナウイルスにもいくつか国の名前を冠した変異ウイルスがありますが、一概に、その国から持ち込まれた、とは言えないようです。

例えば日本脳炎も日本で発生したわけではなく、日本人研究者がウイルスの研究成果を上げたことで、結果日本脳炎という名前になっている、ということらしいです。

1973年にインドで日本脳炎が大流行した時には、現地の新聞で「日本人が日本から病気を持ち込んだのでは?」と報道され、インドの日本大使館が大迷惑を被った、という話もあるのだとか。

実はマツモト、コロナ禍の初めの頃に、スペイン風邪っていったい何のウイルスだったのかな?と疑問に思い、ネットで調べてみたことがあります。

ウイルスはインフルエンザの1つの型とのことでしたが、発生場所は不明で最初に発症が発表されたのはアメリカ人、とあって、えー!とびっくりしました。てっきりスペインで始まってそこから大流行したのだろうとばかり思っていたからです。

ではなぜスペイン風邪なのか。当時は第一次世界大戦中。各国が軍に影響を及ぼすと報道を規制する中で、中立国だったスペインは風邪の大流行を報道。それが初出となり、その結果スペイン風邪と名前が付けられたそうなのです。

なんと、そんな経緯があったとは!名前からの思い込みだったのか、知らなんだ〜、と目からウロコでした。

交流分析では思い込みは「自我状態の汚染」。事実を知るには良い機会だったと思っています。
(文責 松本まゆみ)