陽気と寒気を行き来しつつも春らんまんの頃となりました。新年度ももうすぐそこです。1、2、3月があっという間に過ぎる気がするのは、年末年始から年度末へ向けて気忙しさがずーっと続くからなんじゃ…、と考えててふと思いつきました。

もし年末年始と年度末が一緒くたにやってきたら…。想像を絶するいっぱいいっぱいさでしょうね、きっと。3学期の慌ただしさはやむを得ないのかも?

ともあれ、年度末って引継ぎだの引っ越しだのといろいろあるのだから、3月の最後の3日はそういうことに充てる猶予の日にならないものか、などと考える、大人にも春休みがあればいいのに派のマツモトです。

なんにしても1年のまとめの時期。ということで今月は、以前からちょこちょこお話ししている「12の禁止令」をざっくりまとめてみたいと思います。

当協会の「交流分析マスター講座」で学ぶ「禁止令(=自分に向けて無意識に発しているネガティブなメッセージ)」とそれにつながる感覚の例は次の通り。
◎存在するな:「消えてしまいたい」「生きてる価値がないと思う」など。
◎お前(の性)であるな:「本当の自分を生きている感じがしない」「自分の性らしくあることに嫌悪感」など。
◎近づくな:「触れられるのがイヤ」「人と親密になれない」など。
◎属するな:「集団の中で疎外感を感じる」「集団行動が苦手」など。
◎成長するな:「子どもっぽい態度や服装をする」「依存的」など。
◎子どもであるな:「楽しんだり遊んだりが苦手」「いい人ぶってしまう」など。
◎するな:「過度の心配性」「計画しても実行できない」など。
◎考えるな:「考えようとすると頭が真っ白になる」「決められない・選べない」など。
◎健康であるな:「行き詰まるといつも病気になる」「病気になると休める感覚」など。
◎感じるな:「感情を出せない」「人の感情に合わせてしまう」など。
◎重要であるな:「言いたいことが言えない」「自分はダメだ」など
◎成功するな:「達成感がない」「何をやってもうまくいかない」など

これだけでは説明不足この上ないのですが…。上の例はごく一部ですし、全てを禁止令に当てはめてしまえる訳ではありません。が、禁止令を知ることが何らかの気づきのきっかけになる可能性は大いにあります。そして「気づき」こそが、人生脚本を自分の望ましい方へと書き換えるためのはじめの一歩なのです。
(文責 松本まゆみ)

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