6月から続く暑さに食欲もさすがに下降気味で、今日は何を食べようか(作ろうか、の方かな…)と悩む毎日です。

以前、母が通っていた整体の先生は「日本人は米が食えるように食べとけば大丈夫」と教えてくれたそうです。

それでも冷たいお茶漬けだけってわけにもなぁ、何か「身体にいいモノ」を摂らなきゃだろうし、と考えてて、ふと宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の1節を思い出しました。

「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ」とあるけど、これで栄養面とか量はどうなのかなと前から気になっていたのです。

検索してみると「宮沢賢治の菜食主義」について、や「玄米四合」の量についてなど、さすがにたくさんの記事が出てきましたが、その中でマツモトはひょっこり見つけた鎌田實医師の言葉に惹かれました。

『がんばらない』の著者でもある鎌田医師は、宮沢賢治の「ビジテリアン大祭」という興味深い作品を紹介、菜食主義のいい面も認めつつ、極端なやりすぎはいかがなものか、と述べていらっしゃいました。

「ぼくは以前『だらしのないベジタリアン』を自称していた。野菜をたっぷり摂りながら、魚や肉などをちょこちょこ食べて、タンパク質を摂ることが大事だと思っていたからだ。『ちょいマクロビ』とか『だらしのない』くらいのがちょうどいいのである。」
(※週刊ポスト2020年1月17・24日号)

そうだそうだ、身体にいいモノを「摂らなきゃ」と自分に縛りをかけていたわいと、ふっと軽くなりました。「だらしなく」暑さをやり過ごしていこうと思います。
※ちなみに。「〜しなきゃ・〜すべき」は、交流分析で「自我状態=心の状態」を見るときのキーワードの1つです。必要な言葉ですが、強く働き過ぎて、知らず知らず自分に負荷をかけている場合があります。 (文責 松本まゆみ)
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