親ツバメが飛んでくると、巣の中で一斉に開くひな達の黄色いクチバシがだいぶ大きくなってきました。雨の季節が終われば、巣立ちの夏です。
ツバメのひなが親が巣に戻って来るとクチバシを開けるように、生き物はみな教えられなくても生きるための行動を取ります。
私達人間も生まれると同時に「生きるために自分はこうやっていこう」と自分なりの「生き方ルール」を決め始めます。交流分析で「決断」と呼ばれるものです。さまざまな「決断」がその人の性格の一要素となり、思考・行動・感情に影響を与えます。
ところが、赤ちゃんの頃から取り入れた「決断」の中には、成長につれ状況と合わなくなり、さまざまな問題につながるものも含まれています。
ツバメのひなが親が巣に戻って来るとクチバシを開けるように、生き物はみな教えられなくても生きるための行動を取ります。
私達人間も生まれると同時に「生きるために自分はこうやっていこう」と自分なりの「生き方ルール」を決め始めます。交流分析で「決断」と呼ばれるものです。さまざまな「決断」がその人の性格の一要素となり、思考・行動・感情に影響を与えます。
ところが、赤ちゃんの頃から取り入れた「決断」の中には、成長につれ状況と合わなくなり、さまざまな問題につながるものも含まれています。
赤ちゃんにとって「泣く」という行為は唯一の訴えかけです。そして成長とともに自分でできることも増え、「泣く」以外のさまざまな解決法を身につけていきます。
でも、もしも「困った時は泣こう」という「決断」を取り入れたとします。すると大人になっても「困ると泣いて人に何とかしてもらおうとする」を意識せずくり返す、といった問題に繋がる可能性があります。人間関係に影響を及ぼすばかりか、解決のために自分で考える・行動する、などにストップがかかり、自信を持ったり成長したりの機会を自ら手放すことになりかねません。
そういった「禁止や否定のメッセージとなる決断」を包括的に12のリストにしたものが、代表的な“禁止令”です。
“禁止令”は包括的リストですから、例えば「人前で話すときに緊張する」という問題が起きている場合、話すという行動を禁ずる“するな”や、自分の話には価値がないとする“重要であるな”、プレゼンなどが上手くいかない“成功するな”、といった禁止令の可能性が考えられる、ということになります。
今日は“禁止令”のことをごくごくかいつまんでお話ししました。7月の「こころに効くセミナー」のテーマは“禁止令”です。セミナーでぜひじっくりお聴きいただければと存じます。
“禁止令”は包括的リストですから、例えば「人前で話すときに緊張する」という問題が起きている場合、話すという行動を禁ずる“するな”や、自分の話には価値がないとする“重要であるな”、プレゼンなどが上手くいかない“成功するな”、といった禁止令の可能性が考えられる、ということになります。
今日は“禁止令”のことをごくごくかいつまんでお話ししました。7月の「こころに効くセミナー」のテーマは“禁止令”です。セミナーでぜひじっくりお聴きいただければと存じます。
(文責 松本まゆみ)
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